先日、テレビ朝日系列で放送されているスーパー戦隊シリーズの放送終了が
発表されました。
1975年の第1作目「秘密戦隊ゴレンジャー」からちょうど50周年の節目をもっての
放送終了の報を受け言い知れぬ寂しさを覚えました。
自身が物心ついた時に見始めたのがシリーズ4作目である「電子戦隊デンジマン」
からでした。

当時、ポピーから発売されていた超合金の玩具は子供にとっては憧れの対象で、
自身も当時発売されていたデンジタイガーが欲しかったのですが、両親から
「自分で鼻をかめるようになったらご褒美に買ってあげる」と言われたことは
今でも鮮明に覚えております。

残念ながら、放送当時に鼻をかめるようにはならなかったため、
実際に玩具を買ってもらえたのは 6作目の「大戦隊ゴーグルファイブ」に
入ってからとなりました。
しかし、デンジマンのDマークはどうみても「エコ」にしか見えませんね。


玩具の他に主題歌が収録されたカセットテープも買ってもらえました。
5作目の「太陽戦隊サンバルカン」に加え、スーパー戦隊シリーズに次いで放送が
開始されたメタルヒーローシリーズの1作目、「宇宙刑事ギャバン」の主題歌も
入っており、楽曲のラインナップも胸熱でした。


収録されている6曲すべて作曲は渡辺宙明先生。
渡辺先生は菊池俊輔先生、小林亜星先生と並ぶ特撮・アニメの主題歌を語るうえで
欠かせない作曲家の大御所のうちのひとり。
「宙明節」とも言われる独特のメロディーを幼少期からそれこそ子守歌のように
聞きながら育ったと言っても過言ではありません。



次作の「科学戦隊ダイナマン」は自分にとって一番思い出深い作品でした。

メンバー5人のうちブラック、ブルーは演じた俳優さんがスーツアクターも兼任し
質の高いアクションや殺陣を披露していましたし、総司令官の夢野博士役は後に
「はぐれ刑事純情派」の川辺課長役も印象深い島田順司さんが演じられていました。


しかしなんといってもこの作品の魅力は別名、火薬戦隊とも言われるほどの
爆破シーンの多さ。使用された火薬の量は相当なものだったと思いますが
現代のCGとは比べ物にならないくらいの迫力と臨場感でした。


こちらは後楽園ゆうえんちに家族で観に行ったダイナマンショーの写真。
1983年とあるのでもう40年以上前のものになりますが、放送が終了してしまう
今後は当然、このようなショーも無くなってしまうのでしょうね…

当時はメタルヒーローシリーズやフジテレビの不思議コメディーシリーズ等、
特撮番組の全盛期でもありましたしそのような時代に子供時代を送れたことは
本当に幸せでした。
アイデアの枯渇とマンネリ化に加え少子化に伴う玩具類の売れ行き不振等、
放送終了の背景には様々な要因があったのだと思います。
元々、視聴率的に高くはなかったそうですが子供たちに正義の大切さを教え夢を与え
てくれる大切な役割を担っていた枠で、永遠に続くものと思っていたため
放送終了は本当に残念ですが、これも時代の流れだと割り切るしかないのでしょう。
とは言え各作品や主題歌の素晴らしさは色褪せるものではなく永遠に語り継がれると
思うのでこれからも変わらず戦隊シリーズを応援していこうと思っています。
