本年もお世話になりまして誠にありがとうございました。
弊所 2024年12月28日(土)~2025年1月5日(日)を年末年始休業期間
とさせていただきます。
新年は1月6日(月)より営業を開始いたします。
期間中はご不便おかけいたしますが何卒よろしくお願い申し上げます。
UDA税理士・社会保険労務士事務所
代表 税理士 社会保険労務士 宇田川 洋祐
本年もお世話になりまして誠にありがとうございました。
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新年は1月6日(月)より営業を開始いたします。
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UDA税理士・社会保険労務士事務所
代表 税理士 社会保険労務士 宇田川 洋祐
税金に対する知識を深めるため毎年国税庁が11月11日~17日に行っている活動
「税を考える週間」
今回、税理士会支部での派遣税理士業務を務めさせていただいている関係で
11月11日に開催された無料相談会の相談員として参加いたしました。
所属する豊島支部の相談場所は税理士会豊島支部の会議室と西武池袋本店7階にある
くらしの相談コーナーの2か所。
支部会議室が相談員6人の割り当てに対し、くらしの相談カウンターは1名のみでし
たが今回は幸運にも(?)後者へ出向かせていただくことになりました。
事務所から支部の会議室に立ち寄り、ポスターやパンフレット等の備品を持って相談
カウンターへ。以前から存在自体は知ってはいたものの実際に訪れたのは初めてでした。
普段は法律相談業務や行政相談を行っているコーナーですがその中の1コーナーを
臨時に間借りさせていただく形になりました。
まずは奥の事務室に出向き管理者の方にご挨拶させていただいたうえでポスターや
立て看板をセッティング。
管理者の方はお客様相談室の室長も兼ねていらしている方でしたが、その昔テレビド
ラマでやっていた「デパート!夏物語」を見て初めてその名前を知った部署の方に
実際にお目にかかることが出来たのはちょっとした感動でありました。
11時になり相談業務開始。ほどなくして支部長先生が視察にいらしていただいたの
に続き署長以下、税務署の方々が視察に訪れていただき写真撮影。
西武池袋店は現在、改装工事中の関係で以前地下にあった食品売り場が7階に移転し
ており、お昼を前に人通りは多くなってきましたが最初の1時間で相談者は訪れず
いったん自分の事務所に戻り昼食休憩。
なかなか買い物ついでに税務相談を…とはいかないのか午後になってもしばらく
相談者は訪れずこのまま相談終了?と思いかけたところで一人の相談者様がいらっし
ゃいました。その後続けてもうお一人相談者様が訪れ結局、16時の終了時間までに
2名の相談者様にいらしていただきました。
支部に戻り相談報告書と備品を返却して業務終了。職員さんに出していただいた
コーヒーとお茶菓子をいただき事務所に戻りました。
支部での相談員業務は6月初旬以来でしたが、知識の再確認にもなり大変、有意義な
時間を過ごすことが出来ました。
次回の相談員業務は年明け1月の予定です。
5月に入り4月に顧問契約が成立したばかりの法人様の決算申告に向けての
準備から取り掛かりました。
5月は3月決算の会社様の申告月とあってどこの会計事務所も多忙で、自分自身も
独立前に勤務していた税理士法人では5月申告だけで12件の申告を担当していまし
た。
その当時からみると申告1件はなんとも寂しい件数でしたがその分、
疑問や不明点をこまめに質問しながらじっくりと取り組むことが出来、
無事に申告までこぎつけました。
また、やはり4月に顧問契約が成立した個人の農家のお客様がはるばる遠方より
訪ねてくださったのをはじめ、中学時代の同級生の経営する法人の顧問も決定。
以前からSNSを通してやりとりを続けており、定期的に故郷の新小岩で飲み会も
開いていましたが、5月の申告に合わせて顧問を切り替えてもらい6月から正式に
ご契約となりました。
その他にも社労士支部の集まりで知り合った先生が事務所を訪ねてくださいました。
司法書士も兼任されている先生で、ダブルライセンスで開業した点で自分と共通して
いるとあって意気投合、のちに相続関係のスポット相談のお客様もご紹介いただけま
した。
そして、6月に入ってからひとつの転機が。
友人でもある司法書士先生から紹介された税理士先生から自身の事務所の就業規則を
はじめとする規定の内容チェックと改定のご依頼を受けました。
最初に紹介の話を受けた時は同業者からのご依頼とあって戸惑いの面が多かったです
が、先方は一社労士として全面的に期待を寄せてくださったうえでのご依頼で快諾。
初めて手掛ける本格的な就業規則の改定作業だったため、完成までには相応の時間を
要しましたが、規定の内容をひとつひとつご説明しご納得いただいたうえで無事に
納品となりました。
課外活動では豊島区主催の10士業合同説明会で税理士として相談員を務めました。
税理士先生はもちろん他士業の先生の方と一緒に相談業務を行い、大変貴重な経験
だったとともに相談を通して実務家としての経験値も上がったような思いがしまし
た。
また、税理士マッチング交流会なるイベントにも初参加。
純粋に顧問税理士を探している企業様をはじめ、業務提携希望の各業者関係者と
お見合い回転寿司形式で次々と面談。約4時間しゃべり通しでかなり疲れましたが
有意義な時間を過ごすことができました。
7月に入ってもコンスタントに打ち合わせ、来客ラッシュが続きました。
以前参加していた社労士の有志の勉強会で知り合ったファイナンシャルプランナーの
方が事務所を訪ねてくださり、実に9年ぶりの再会を果たしたのを皮切りに先のマッ
チング交流会で知り合った業者の方から1名の新規開業の個人事業主様のご紹介を受
けました。
早速、ご本人と面談するとそれより前に別の税理士先生を紹介されたものの、威圧的
で聞きたいことも聞けないような雰囲気だったので、そうでない方をお願いしますと
のリクエストで自分が指名された模様。話し合いもスムーズに無事に顧問契約が成立
しました。
また、4月からココナラに出品した30分スポット税務相談サービスの相談件数が
6月までで2件だったのが7月だけで4件と急増。
相談内容は正に十人十色。あらかじめ相談内容の概要をお聞きし制限時間に収まる
よう下調べしたうえで臨むため、相談を受ける自分自身、知識のまとめが出来て
大変勉強になり、場数を踏むごとに質問への対応力がついてきていることを実感
いたしました。
オンラインに加えてリアルでも相談依頼が舞い込み、飲食店の開店を目指す中学時代
の同級生から連日開業相談の連絡が入り、対応する日々。
「自分の身近にたまたま士業の友人がいたのはラッキーだし本当に心強い」
と、嬉しいお言葉もいただき大変ながらも意気に感じながらサポートを続けました。
先月に続く中学時代の同級生との繋がり…
実家を離れ一人暮らしをして以降、訪れる機会が無くなりつつあった新小岩と
再び縁が繋がり、感慨深い思いとともにそのきっかけをくれた同級生には改めて
感謝の思いです。
プライベートでは大学時代の友人が勤務する職場が露店として出店した夏まつりに
行ってきました。
毎年7月の後半に行われる恒例行事だったものの受験勉強をしていた当時は試験
直前期で到底それどころではありませんでしたが、晴れて自由の身になってようやく
参加が叶い、同時に古き友に我が妻を紹介することができて本当に楽しく有意義な
ひとときでした。
そして、開業1年目ラストの8月に。
先月に続きココナラのスポット税務相談も先月に続き1か月で4件の相談依頼が入り
これまで相談した方のレビューが増えるにつれて相談件数が増える好循環。
加えて決算申告が無い状況をテコ入れすべく法人様対象の年1回決算申告サービスの
出品も開始したところ3社のご依頼がありました。
新規契約の方も先の中学時代の同級生から新規開業した法人様を紹介され無事に契約
が成立。
課外イベントの方は月初に社労士支部の開業部会に初参加。
少人数の勉強会形式でアットホームな雰囲気がとても気に入りまた是非参加したいと
思いました。
結果、1年目の新規契約数は法人7件(顧問契約5件、決算のみ関与2件)と
個人8人(顧問契約5人、確定申告のみ関与3人)
からのご契約をいただけました。
最大の固定収入である顧問報酬がなかなか伸びず常に通帳の残高とにらめっこ
しながら資金繰りのことばかりを考える日々で入金されても即、支払いへと消える
自転車操業ならぬF1操業状態でした。
毎月月初、近所のジョナサンでドリンクバーのキウイジュースを飲みながら
前月の収支の振り返りをするのが恒例行事となりましたが毎度毎度のマイナス収支に
出るのはため息ばかり…
特に開業半年間はもれなく持ち出しが続き、二言目には
どうしたらお客が増えるだろう?
を繰り返すばかりで副業やバイトを検討する有様でした。
それでも後半は社労士業務をはじめ相談業務やそこをきっかけに発生したご依頼に
加え、相続税申告やコンサル収入等、様々なスポット収入を獲得することが出来、
年間を通しては赤字であったものの、ひと月あたりのマイナス幅は前半と比べると
格段に減少していきました。
士業で独立する方の中には元勤務先での担当顧客が独立後、そのままついてきて
くださる場合もありますが自分の場合、退職に至った経緯もあってほぼゼロスタート
の状況。
そういう状況でもあれだけの数の挨拶状も送ったことだし、いずれ何人かの
方からは引き合いが来るだろうという淡い期待から完全に待ちの姿勢となってし
まったことが最初の半年間の低迷の大きな要因でした。
顧客は突然増えるものではなく時間をかけて徐々に徐々に増えていくことを考える
と、開業初月から積極的に動いていくべきだったことは大いなる反省点でした。
開業してもすぐに顧客に恵まれるほど現実は甘いものではなく、
自ら積極的に行動を起こさないと何も変わらないことが身に染みてわかり、
そこからはたとえ目先の利益であっても何でも屋さんになっても
とにかく稼ぐ!稼ぐ!稼ぐ!の一心で積み重ねていきました。
収支面では赤点な1年目でしたが、勤務時代にはおおよそ経験できなかった様々な
方々との新たな出会いや、士業としてレベルアップする機会を数多くいただき、
これまでの仕事人生の中で最も充実した1年となりました。
また、仕事のペースや分量をすべて自分自身でコントロールすることが出来るように
なったことで必要以上にストレスがかかることが無くなり、なにより勤務時代、
一番嫌っていた板挟みになることから解放されたことが個人事業主として独立して
本当によかったと思う点でした。
2年目も既存のお客様を引き続き大切にしながら依頼していただいた1件1件、
1人1人に丁寧に向き合い、まずは1年目で達成することが出来なかった
売上の損益分岐点到達に向け、そして信頼し頼られる士業を目指し日々精進して
まいります。
開業して初めて迎えた年越し。
年末調整や法定調書等、1月の税務をこなしながら集客について考える日々…
まずは直近の確定申告に向け、飛び込みでもいいので1件でも多く受注するべく
広告入り封筒の作成を依頼し、事務所近隣の郵便局2か所に設置していただきまし
た。
新年会関係も税理士会、社労士会それぞれの支部で開催された賀詞交歓会に参加。
諸先輩方に自分の存在を知っていただきたい一心で交友関係の構築に務めました。
プライベートでは大学時代の同級生と2020年のコロナ前以来、4年ぶりに集結しての
新年会を実施。久々の再会を喜び、自身の開業と遅まきながら結婚も合わせて祝って
もらいました。
また、X(旧Twitter)を通じてやり取りをしていた方がスポット税務相談として
事務所を訪問してくださり、SNSも有効なアピール手段となることを実感いたしまし
た。
同じころ池袋にひとり暮らしをしていた時から通っていたかかりつけの診療所へ
診察に赴いた際、これまで自身の素性については詳しく明かしてはいませんでしたが
税理士として独立開業をした旨をお伝えすると院長である女医さんから
「まあっ!」と驚いたような反応も。
そして1月も終わりに近づいたある日、突然事務所のホームページを見たと電話が。
お話しをお伺いすると決算を機に顧問税理士を変更したい意向とのことで
社長自ら事務所を訪ねてくださり即日、面談。
会社様からの場所が近いのと予めホームページに掲載していた料金表を基に
社長ご自身で報酬のシュミレーションをされていたそうで話し合いもスムーズに
進み、めでたく契約が成立。
また、妻の同級生の方のつてで1件、個人事業主様の確定申告を受注する
ことになりました。
2月に入り最初の課外活動は税理士会支部開催の確定申告無料相談会にて
相談員業務への従事でした。
豊島区内の方限定の相談会でもありましたが、いずれの日も多くの方に
ご来場いただき相談内容は十人十色、反省点もありましたが本当によい経験を
させていただいた上、同じ支部の税理士先生の方々との交流も出来、
来年以降も是非従事させていただきたいと思いました。
通算で3日間従事しましたが初日に同じ相談員を務めた税理士先生の中に
独立前に勤務していた税理士法人で担当していた顧客へ税務調査が入った際、
実地調査に来られた元税務署の調査官の方がいらっしゃいました。
退官後、奇しくも同じ池袋にある税理士法人に再就職をされたそうで、
まさかの再会でしたが先方も自分のことを覚えていてくださり休憩時間中に
しばし談笑。
調査時は情け容赦なく指摘事項を追及されましたが昨日の敵は今日の友。
当時の調査中やその後のやりとりの中で前勤務先で自分が置かれていた状況について
お話をさせていただいたことも印象に残っていたそうで、
その後見事に資格取得→開業を果たしたことへの苦労を労っていただき
本当に胸が熱くなる思いでした。
(当時の詳細は当HPブログ~連載独立開業までの道のり(第22回)~を参照)
https://uda-taxsr.com/life/1616/
やがて本格的な確定申告期に入りましたが父から引き継いだ顧客のみではやはり
件数として心もとない状況。
この時点での新たな確定申告受注は前年中の中学校時代の同級生から紹介の1件と
1月の妻からのつてで獲得した1件のみ。
交友関係や同業者からの外注も期待できそうも無い中で模索した結果、
ネット上のスキルマーケットサイトのココナラに税理士として確定申告受注サービス
の出品を慣行いたしました。
当初はどれくらいの反応があるか疑心暗鬼でしたが全国各地から受注依頼が
あり2週間ほどで計9名の確定申告を受注。
結局、これ以外のルートでの申告受注はなかったため経緯はどうであれ
新たな集客手段を発見し今後に向けてヒントを得ることが出来ました。
3月に入ってからはココナラ経由での確定申告案件に加え父の担当案件も
同時進行でこなさなくてはならなかったため、休みなしの連勤となり一時的に
かなりの負荷がかかりました。疲労感も当然ありましたがそれでもこれまでの
勤務時代とはまったく違った感覚で忙しいながらも充実した日々でした。
繁忙期中は妻にも会計入力に医療費の集計にと大いに協力してもらいましたが、
会計入力については仕訳辞書機能を活用してあらかじめお膳立てをしたうえで
依頼したため、初めての確定申告業務ながら比較的スムーズに進めることが
出来たようで大いに助かりました。
確定申告が終了し一息ついたところで練馬ハーフマラソン大会に参加。
練馬区民となってもうすぐ3年をむかえる中での初出場でしたが沿道の声援を受け
終始、気持ち良くレースを楽しむことができました。
しかし、これだけ孤軍奮闘しながら3月終了時点での新規獲得顧問先数は
法人2社、個人事業主2人の計4件と依然停滞したまま。
確定申告期でなかなか身動きがとれなかったのもありますがそれを差し引いても
開業半年を過ぎてこの状況はさすがによろしくなく、いよいよ尻に火が…
焦りが見え始めたところで繁忙期とマラソン出場の疲れから体調を崩してしまい
再びかかりつけの女医さんの元へ駆け込み緊急で診察を受けることに。
話の中で現在の集客状況を伝えると、悲壮感が伝わったのか
「はあーーーーっ」
と、深いため息の後、
「まあ最初はね〜、やっぱり3年は…かかりますよね…」
「こればかりはしょうがない、いちいちクヨクヨしないっ!」
と、最初から順調にいくことはないとクギを刺されつつも
優しく励ましのお言葉をいただけました。
4月に入っても引き続き集客第一でひたすら行動、行動の日々。
まずは前年より行っていたマネーフォワードの顧客紹介チャンネルへの
エントリーを強化。
それ以前もちょくちょくマッチングし面談もそれなりに行っていましたが、
経験や規模に勝るライバルが多い中、なかなか成約までには至らず苦戦が
続いていました。
そんな中で臨んだ4月最初の面談。
どうせ今回も不成約だろうと半分諦めかけて臨みましたがお相手様から
「話していて一番しっくりきた」
と、気に入っていただけたらしくまだ面談中だったにも関わらずその場で
顧問契約が成立。これが同ルートからの初めての成約となりました。
次の週に行った個人事業主様2名との面談も後日検討していただいた結果、
ご両名とも顧問契約の意向をいただけました。
嬉しいことは続くもので今度は先のココナラ経由で確定申告を受注した
1人のお客様から顧問契約希望のご連絡が。
遠方のお客様でコミュニケーション上の不安はありましたが
オンラインでのやりとりで支障は無いとのことでこちらも即、ご契約となりました。
結果、4月だけで法人1社、個人事業主3名と計4件の顧問契約が成立。
低迷していた集客に微かな希望の光が差し込み、5月以降へ大いなる希望が
もてた1か月となりました。
つづく
去る9月1日、我がUDA税理士・社会保険労務士事務所は開業1年を迎える
ことが出来ました。
「税務と労務の二刀流」「税金と人の相談所」
をモットーに開業以来、目の前の案件に向き合いながらあっという間に過ぎ去った
1年間でした。
この連載では開業1年目に起こった出来事を振り返りつつ1年間の反省と2年目に
向けての目標を複数回にわたって記していきたいと思います。
記念すべき開業初日は各所からお祝いのお花、お電話、メールの数々が届く
一日となりました。
狭い玄関先があっという間にお祝いのお花でいっぱいになり、宅配のお兄さんから
「よくお花が届きますけど何かあったんですか?」と返答に困る質問も…
今後の人生でお花をいただく機会なんてお葬式までもうないのでは?
と、いらぬことまで考えてしまいましたが、改めて独立開業が誰でも出来ることでは
なく、褒め称えられることを成し遂げたのだと実感いたしました。
数日後、独立前の勤務先時代に担当をしていた法人の社長様が事務所を
訪ねてくださり、決算申告を依頼したいとの申し出が。
もちろん二つ返事でお受けし自身としては初の顧問先様となりました。
そして、有難いことに開業に伴い会計事務所勤務歴50年の父が勤務時代に
担当していた顧問先様の大半が我が事務所の顧客となっていただきました。
9月中はまだ残暑厳しい中、父の担当先の顧問先様へ挨拶周りへ出かける日々。
はじめて顔を合わせる方ばかりでしたが、やりとりを通じてこれまでの
各顧問先様と父との深い関係性を伺い知ることが出来ました。
事務所の体制としては父に加え、妻も加わって事務所の経理と請求書や領収書の
ひな形作り等、週1勤務でのお手伝いからスタート。
妻自身、直前まで常勤の仕事をしていましたが、自分の試験合格=開業が
決まった瞬間、退職して事務所のお手伝いをすると心に決めていたようです。
中旬には両親と姉家族が集まり我が家の開業祝として食事会を開催いたしました。
10月に入り父から引継ぎの法人2社の決算申告を手がけることに。
いずれも小規模な会社ながら初めて自身の署名で申告書を提出することに
なり、ようやく税理士となったのだと感慨深い思いでした。
課外活動としては9月は税理士会、10月は社労士会それぞれ所属支部の
新入会員懇親会に参加しました。
さらに開業直前に始めたx(旧Twitter)でやりとりしていた税理士先生が
直接事務所に訪ねて見えて一緒に飲みに行ったりもしました。
プライベートでは隔週でペン習字講座に通い始めました。
以前から字の下手さ汚さが懸案事項としてあり税理士試験(すべて記述式)で
結果が出なかったのも字の汚さがマイナスの影響を与えているのでは?
と周囲から懸念されたほど(結果、ほぼ関係ないことがわかりましたが…)
なんとかしたいとは思ってはいたものの仕事と試験勉強に忙殺され何も手が打てずに
おりましたが遅まきながら教室でしっかり手ほどきを受けることに。
講師の先生よりペンの持ち方から姿勢等、毎回毎回数多くのダメ出しを受けながらも
ひたすら文字を書いていく時間が良い気分転換になっております。
2件目の顧客獲得が出来ぬまま3か月目に突入。
開業の際、元勤務先2か所でそれぞれ担当していた顧客をはじめ、
提携していた同業・他士業の先生、友人、学生時代の同級生等、
合計120枚ほどの挨拶状を送りましたが直接の業務依頼の連絡は皆無…
父の担当先を引き継いだとはいえ、ふたりで業務をシェアできるほどの件数までは
無く、暇を持て余しひとり長い昼寝をすることも。
集客に若干の焦りが見えてきたところで友人の司法書士先生から連絡が入り
1件の法人のお客様の紹介をいただきました。
直接、事務所に出向いてくださりサポート内容や料金体系をご説明。
TVモニターを用いたプレゼンも功を奏したのか無事に契約が成立。
毎月顧問としては初めての成約となりました。
社会保険の加入手続きも合わせてご依頼いただき早くも二刀流が生きることに。
12月に入りかねてからFacebookで交流していた中学時代の同級生でもある
会社経営者から同級生が一同に会しての飲み会があるとのお誘いを受け、参加。
卒業以来、30年以上ぶりの再会となる顔ぶれも多く皆、いいお父さんお母さん
になって立派になっている姿を見て懐かしく嬉しいひとときでした。
事務所のことも抜かりなくアピールし、今後の展開も大いに楽しみな集まりと
なりました。
それからほどなくして先の同級生の会社経営者から飲み友達である個人事業主様の
ご紹介が。
実家のすぐ近くの場所にご自宅がありましたが奥様がわざわざ池袋まで訪ねて
くださり無事に契約も成立。改めて紹介のありがたさを実感いたしました。
結局、年内の新規契約数は法人2社、個人事業主1名の計3件。
開業前は1か月で複数成約、あわよくば年内に合計件数二ケタ達成を目標にしていま
したが現実は甘く無くその半分にも満たず夢のまた夢に…
それでも経営者として初めて迎える年越しとなりこれまでの人生とは明らかに
違った特別感に浸りながらの年末年始を過ごしました。
つづく
2024年8月13日(火曜日)~2024年8月15日(木曜日)を
夏季休業期間とさせていただきます。
期間中はご不便おかけいたしますが何卒よろしくお願い申し上げます。
UDA税理士・社会保険労務士事務所
代表 税理士 社会保険労務士 宇田川 洋祐
資格試験の受験者にとっての最終目標はほかでもない試験日当日。
年1度きりのこの瞬間のため多大な時間と労力をかけてきた受験者にとって
この日をどのような環境下で迎えるかで試験の出来自体が左右されるといっても
過言ではありません。
今回は20年間にわたって税理士試験、社会保険労務士試験をそれぞれ受験してきた
筆者の経験から試験会場で遭遇する様々なガチャと対応策(?)について綴っていき
たいと思います。
資格試験は全国共通の日時に開催されますが47各都道府県すべてに試験会場が
用意されているわけではなく、税理士試験は12都道府県16会場、
社労士試験は19都道府県27会場となっています(いずれも令和5年度試験実績)
受験申し込みの際に試験地の都道府県の希望は出せますが受験申し込みの段階では
具体的な会場の開示までは無いため会場の指定はできません。
前年までの会場実績で大体の予想はつきますが、思わぬ会場に当たる可能性もあり
そのような場合、移動手段等については事前によく確認しておく必要があります。
ちなみに筆者は初めて訪れる試験会場が当たった場合は、試験日の前日までに
必ず家を出る時間や移動手段をまったく同じ状況でシュミレーションがてら下見に
出かけていました。
特に税理士試験は3日間すべて平日に行われ1限目の科目の開始は朝9時のため
交通機関は朝の通勤ラッシュにぶつかるうえ、遅延が生ずる可能性も高いため
少しでも早い時間に現地到着するに越したことはありません。
地方の方はもとより都市圏内の方でも場所や移動時間によっては万全を期して
会場近くに前泊する方が賢明かと思います。
無事に試験会場に入りひと安心のところですが次は自分の席がどのような場所に
割り当てられるかによっても当たりハズレがあります。
税理士試験・社労士試験ともに8月中に開催されますので会場内は当然、エアコンが
かかっていますが効き具合が悪くて暑く感じたり、逆に座席の位置によっては
エアコンの風が直撃したりして寒く感じたりすることもあります。
個別に設定温度の調整に応じてもらえることはほぼありませんので上着や
羽織れるものを持参するか、脱ぎ着しやすい服装で出かけることが望ましいです。
余談ですが、以前の税理士試験は冷房が入らず会場内がほぼサウナ状態で試験を
実施していました。
筆者が初めて税理士試験を受験した2003年は東京の会場ではすでに冷房が
入っていたので正確にいつまでそのような状態だったかというのは定かでは
ありませんがそれほど昔ではない2000年前後まで続いていたようです。
冷房はもちろん試験中の水分補給も認められるようになった現在と比べると
過酷以外のなにものでもない受験環境ですし当時受験されていた方へ多大な
敬意の念を抱いてやみません。
受験環境の中で最も重要でありながらあろうことかハズレが多いのが会場内の
机と椅子。
まず大ホールの会場では長机にパイプ椅子だけという突貫設営がほとんどで
運が悪いと机や椅子自体ぐらついてることがあります。
また、大学の会場の場合は机の幅が狭く十分なスペースが確保されていなかったり
椅子と机が一体化していて背もたれが無いパターンのものもあります。
筆者が経験した中でワーストだったのは2年目に税理士試験を受験した際に行った
大学会場で椅子のひとつひとつに折り畳み式のテーブルが付いているものでした。
電卓を叩くたびにグラグラと上下に揺れたうえ、テーブルの大きさも小さく
当時は問題用紙が今のA4サイズではなくB4サイズだったため問題を開いて解答用紙
まで置くと完全にテーブルからはみ出てしまう始末でした。
あまりのスペースの無さに仕方なく問題用紙を常に片手に持ちながら受験をしていた
人もいました。
この折り畳みテーブル椅子を使用している試験会場はさすがに近年はありませんが
冷房の件も含め過去の税理士試験がいかに劣悪な環境下で開催されてたかが見て
とれます。
税理士試験の試験要領の中の注意事項には試験中に日常的な生活騒音等として
・試験監督者の巡回による足音、監督業務上必要な発言
・航空機、自動車、雨風、空調の音
・周囲の受験者の咳、くしゃみ、鼻をすする音
・計算機の打音、照明の点滅等
といった項目が挙げられており、同じく社労士試験の注意事項はそれに加え
・ドア等の開閉音
・試験監督者の監督業務上必要な会話、事務作業により生じる筆記音、封筒から
書類を取り出す際の音等
・緊急車両等のサイレン
・犬、蝉等の鳴き声
・街頭宣伝
とさらに具体的な事項が加わっています。
どれも試験の緊張で張り詰めている状態では過敏に反応してしまいがちな騒音だと
思いますが、税理士試験・社労士試験ともにこれらが発生した場合であっても受験者
に対して救済措置は行わない記載がされています。
ちなみに筆者の受験した平成23年の税理士試験では2限目の財務諸表論の試験時間中
に地震が発生するハプニングがありましたが試験は何事もなく続行されました。
試験会場が快適に受験できる環境かどうかは結局、運の要素が多分にあります。
ただし筆者の場合、学習が不十分だった年の受験の際は周囲の受験者や試験監督員の
姿がやたら気になっていましたが合格した年の試験ではそういった光景がいっさい
目に入らないほどただただがむしゃらに目の前の問題に必死になって取り組んでいた
記憶があります。
普段から意識的に騒音のある環境で学習をするなどして慣れておくことも大事ですが
一番の対策はそのような物音が気にならないほど試験問題に全集中できるよう学習を
積み重ねていくことなのでしょう。
試験当日は万全の体調で迎えたいものですが予期せぬ異変に見舞われる可能性もあり
ます。
特に食生活については試験直前の暴飲暴食をしないことは当然のことですが
とある専門学校の講師からは
「初めての店では外食しないこと」
と徹底したお達しがあったほどでした。
また、税理士試験は基本的に試験中の用便が禁止ですが、どうしても行きたくなった
場合は試験監督員に挙手して知らせたうえでトイレ退出することは可能です。
ただし、税理士試験は多くの場合は2時間ギリギリ、もしくは2時間では到底解きき
れないほどのボリュームの問題が出題されるため1分1秒でも無駄にしないことを
考えれば途中でトイレに立つことは自殺行為でしかありません。
こうした状況もあって念には念を入れておむつを履いて受験する人もいたとかいない
とか。
逆に社労士試験ではトイレ退出は禁止事項にはなっておらず特に午後の択一式は
試験時間が3時間30分の長丁場なので休憩の意味でもトイレに立つことは効果的と
言えるでしょう。
なお、不正行為に対する監視のためトイレに立ってから自席に戻るまで常に試験
監督員が付き添います。
ちなみに筆者は税理士試験はもちろん、社労士試験でもただの一度もトイレ休憩に
立った経験はありませんでした。
今は試験中の水分補給も自由ですが補給のし過ぎでトイレに駆け込むことの無いよう
ほどほどにしておいた方がよいでしょう。
税理士試験、社労士試験の受験申し込みも始まり専門学校ではそろそろ直前期対策に
突入することかと思います。
筆者は2022年をもって試験勉強生活にようやくピリオドを打つことが出来、
今は事務所の経営を軌道に乗せるべく集客に明け暮れる日々となっておりますが
たとえ何年経っても毎年この時期は税理士試験や社労士試験へ思いを馳せ続けること
になるでしょう。
受験される方々すべてが心身ともに万全の状態で試験本番を迎えることが出来るよう
願ってやみません。
皆様本年もお世話になりまして誠にありがとうございました。
弊所 2023年12月29日(金)~2024年1月4日(木)を年末年始休業期間
とさせていただきます。
新年は1月5日(金)より営業を開始いたします。
期間中はご不便おかけいたしますが何卒よろしくお願い申し上げます。
UDA税理士・社会保険労務士事務所
代表 税理士 社会保険労務士 宇田川 洋祐
2023年9月1日付でUDA税理士・社会保険労務士事務所を開所いたしました。
これまでの勤務時代に培った知識と経験を基に当事務所のコンセプトである
「税金と人の相談所」として中小企業・個人事業主様のビジネスをサポートし
事業発展のお手伝いが出来ますよう精進していく所存です。
どうぞよろしくお願いいたします。
UDA税理士・社会保険労務士事務所
代表 税理士 社会保険労務士 宇田川 洋祐